あけましておめでとうございます。

放置していたブログ、久々(約二年ぶり)に更新。
昨年末石野真子さんのクリスマスディナーショーのVJやってきたので、それの制作工程なんかを書いていきます。

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会場が恵比寿にあるアクトスクエアってところで、360度パノラマスクリーンがある面白い会場でした。
過去にVJはやったことあるけど、さすがに360度スクリーンに投影する映像は作ったことがなかったので色々と苦労しました。

360度パノラマスクリーンがあると言っても全部が全部360度パノラマスクリーン投影するわけではなく、出力できるパターンがいくつかあり、自分はその中の3つのパターンの映像を作ることになりました。

映像は合計5つ作ったんだけど、そのうち3つは360度パノラマスクリーンの映像、
1つはセンタースクリーンの投影される5:1の超ワイドな映像、
もう1つはVJソフトからリアルタイムに出力される映像です。

他にも画像を読み込ませてスクロールさせたり、ランダムに動かすみたいなこともできるみたい。

その中のCGで作ったパノラマ映像について書こうと思います。
360度パノラマの映像は14608px×720pxってわけのわからないサイズw
画素数で言うと最近話題の4Kよりちょっと多いくらい。

開演開始時と終演時に流れる2つの360度パノラマ映像はよくある緞帳が締まったり空いたりする映像だったので、AfterEffectsで作って指定されたパノラマのサイズの映像を作れば良かったから問題はなかったんだけど、ある一曲で流れる映像が一本道を走っているような映像を作ってほしいと要望がありました。

CG背景用の全球面パノラマは作ったことあるけど、360度パノラマ映像なんて作ったことないから、大丈夫かなぁ?っと思ってたけど、結論を言えばLightwaveを使えば簡単にできた。

全方位パノラマと360度パノラマを勘違いしそうになるけど、全方位カメラはこれ。

maru.png
上下左右360度全方位の絵がある。最近流行りのオキュラス用に作るならこれ。
カメラの真下にある道路が写っているのがわかる。

360度パノラマがこれ。
360.jpg
全方位と違い上下の絵が存在しない。スクリーンが固定で上下が存在しないのであればカメラの上下の絵は必要ない。

360度パノラマが撮れるブロギーなんてカメラもあったねー。
ブロギーで撮った映像をアクトスクエアで出力すれば面白いものが作れるかも。

建物とか複雑な形状は存在しないCGってことでMODOでモデリングしたものをVueに読み込んで作ることを初めは検討。
Vueってソフトは手軽にリアルでキレイな景観CGが作れて、360度パノラマ出力も簡単にできるんだけど、いかんせんリアルすぎるせいでレンダリングが遅い...早くしようとクオリティ下げると一気に汚くなるという欠点が...。
なのでVue作ることは早々に諦め、Vueでは背景の空だけ作って、それ以外はいつも使ってるMODOでやることに変更。

っが、しかし...MODOでは全方位パノラマは書き出せるけど、360度パノラマは書き出せないことが判明。やっぱりVueで作ろうかとも思ったけど、レンダリング時間を逆算するとどう考えても間に合わない。

ハーフサイズにしても数日かかる。そこで最近ホコリを被ってた久々Lightwaveの登場!
最終的にはMODOでモデリングしたものをLightwaveに読み込んでアニメーションさせレンダリングすることになった。
モデリングって言っても、木は素材の木、岩はMODOに入ってる素材だから、実際にモデリングしたのは大地と道路だけ。道路つってもただの板ポリだけどね。
正直モデリングからアニメーションまで全部Lightwaveでできるんだけど、最近使ってなくて操作を思い出すのに時間がかかりそうだったから、モデリングはMODOにしました。

2014-12-26_161116.png
MODOでのプレビュー画面


モデリングしちゃえばループできるように前後にいくつか同じものを配置して、10秒で終わるようにアニメーションを設定。フォグを設定しないとループの境目が出てしまうのでフォグを設定してレンダリング。あとはマシン任せ。


MODOでモデリングしたものをLightwaveに読み込んでループ配置したところ。


ハーフサイズの7304*360pxでレンダリングして1フレが約5分。
合計300フレームレンダリングしたから、レンダリング時間は25時間ってところ。フルサイズでレンダリングしたら1フレ大体9分くらいだったから、どう考えても終わんなかった。

やっぱLightwaveのレンダリングは速いなぁっと改めて思った。クオリティはあれだけど...。
まぁ作った3Dモデル自体がこれだからクオリティ上げるなんて不可能だけど。

超短納期だったから忙しかったけど、レンダリング中はやることがないので、友人宅のクリスマスパーティーに行ったりしてましたよ。

360度パノラマの映像はレンダリングしたものが14608px×720pxなんだけど、このまま納品することはできず、これをトリミングして6つの映像の切り分けて納品しました。

アクトスクエアでは6つのプロジェクターを使って、映像を同時に6つ出力することで360度パノラマを実現しているようです。

ただ納品コーデックが最近巷で話題のMPEG1!
MPEG1じゃAEから書き出せないってことでTMPGEncを使ってAEで書きだしたものを変換。

LightwaveでTGAの連番ファイルを書き出す→AEで色調補正→6つにトリミングして書き出し→TMPGEncでMPEG1にエンコード。

っとただでさえパノラマ映像作るの大変なのに、色々やること多くて更に時間がなくなりました。

なんとか当日までには間に合ったけど、360度パノラマスクリーンに投影テストできるのは本番当日という何かあったらどう対処もできない状況だったけど、無事に投影することもでき、レンダリングの問題でズレがあったりして、当日レンダリングし直すところもあったけど、無事に本番を終えることができました


帰り際にスタッフ控室にあいさつに行ったら石野真子さん偶然会ってお土産をいただいてしまいました。
あざーす!

IMG_0757.JPGのサムネール画像

ちなみに360度パノラマを円柱に貼って映像にするとこんな感じ。


360度パノラマだから、前も横も後ろも見える。


ただ実際の会場はフロントスクリーンが大きくて、横から後ろはちょっと小さいから見え方が結構違うけど。

リハときにどんな感じに出力されてるか撮りたかったんだけど、リハ中はバタバタしすぎて全然撮れなかったから、自分の作った映像がどう出力されてたのか実はちゃんと見れてない。

IMG_0747.JPG


 久々のブログでとっ散らかった文章になってしまいましたが、こんなもんです。

それではみなさん本年もよろしくお願いします。

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

っで話はいきなり変わるけど、
JAYPEG
というクリエイターが作品を投稿するサイトがあって、
去年そこでクリスマスカードのコンテストみたいのをやっていた。

暇なときにそれ用のクリスマスカードを作って投稿してみたので、
それの制作工程を書いてみる。

完成版がこちら

 christmas_card.jpg

投稿されてるカードを見て、パンチ効いているのがないなぁっと思ったので、
パンクなデザインにしようかと思って、
自分の好きなスカルヘッドとクリスマスを合わせたデザインにしようと思いました。

クリスマスツリーとスカルヘッドを組み合わせようと考えたけど、
横長なカードだったので、ツリーは止めて緑のサークルのこれにしました。
これがなんてアイテムかよくわかんないんだけど...。

いつもは軽く手描きでラフを描くんだけど、今回はいきなりCGソフトから。
素材のスカルヘッドをCGソフトのmodoで開きます。

01.jpg

スカルヘッドが口を開いてなんか咥えてたら面白いなぁっと思ってたので、
緑のあれを咥えさ、骨っぽい質感のスカルヘッドを
クリスマスっぽくメタルな感じにして、
クリスマスの飾りによく使われるボールを目ん玉に。

02.jpg

緑のあれから生えてるのはmodoのfurを使って生やしました。

03.jpg

下に入っているMerry Christmasという文字はイラレのパスを読み込んで厚みをかけてます。
イラレファイルがドラッグアンドドロップで簡単に読み込めるのもmodoの素晴らしいところ。

04.jpg

05.jpg

 あとは背景入れて、照明の設定、質感の微調整などをしていったけど、
画面左下と右下の空白が寂しいので、
別のスカルヘッドも入れて目ん玉の色を変えたりしていきました。

06.jpg

modoで最終レンダリングしたものが下の画像の上。下が最終版。
自分はCGで完成させることはなく、レタッチをかなりしていくので、
ここから微調整。
今回は時間もなかったのであんまりしてないけど。

07.jpg

レタッチ工程のgifアニメーションがこちら。
特定色域の選択、明るさ・コントラストの調整、
グラデーションオーバーレイの合成などをしていき、
デザインを仕上げていきます。

08.gif

レタッチ作業は終わっても、
パンクなデザインにしてはなんか全体的に眠い感じになっているので、
シャープをかなり強めにかけて全体にノイズ感を出して完成。

09.jpg
以上です!

数年前からプロジェクションマッピングを使った映像表現が増えてきたけど、
HYUNDAIで使われたプロジェクションマッピングのプロモーションが
素晴らしかったのでブログで紹介。

今までは壁や柱の凸凹を使った表現が多かったけど、
この規模のもので商品自体を置いて表現したのは初めてみた。

基本は白のスクリーンに投影してて、真ん中に本物の車置いてるだけだから、
作り方としてはシンプル。

でもスゴイの一言。



日本じゃまたプロジェクションマッピングの事例はあまり見かけないけど、
一度は生で見てみたい。

初めて見たプロジェクションマッピングはこれ↓
衝撃受けたなぁ。こうゆう表現があるのか!っと。
自分もいつか作ってみたい。



12月11日渋谷のWOMBでおこなわれるCut&Pasteの本戦に出場することになりました。
参加する部門はモーショングラフィックス部門です。

Cut&Paste in Japan

Cut&Pasteとは決められたテーマを元に、
制限時間内で作品を作るという大会です。

2Dと3Dはその場でテーマを与えられ、
20分の制限時間内に観客の前でリアルタイムに制作しますが。
モーショングラフィックス部門は映像作品なので、
一週間前にテーマが発表され、
8時間を使って1つの作品を制作するそうです。

大会の様子などは去年出場して優勝した細金氏のブログで知りました。

参加のきっかけは去年は観客として観に行き、
来年もあったら参加してみたいなぁっと思っていたら、
今年もエントリーが始まったのをTwitterで発見し、軽い気持ちでエントリー。

一次は過去の作品実績で通過し、二次に進みました。

二次は2Dと3Dは実制作があるのですが、
モーショングラフィックス部門は制作時間の関係でトークのみ。

完全にトーク&質問だったので、
まったく手応えとかはわかりませんでしたが、
無事に本戦に出場することとなりました。

モーショングラフィックス部門の審査員は、
中島信也さん、秋元きつねさん、長添雅嗣さんと著名な方ばかり。

ほかの参加者のかたの情報はまだ知りませんが、
普段Webデザイナーをやっている僕が
どこまで映像屋さんに立ち向かえるのか!
というのがネックだと思います。

モーショングラフィックス部門の外敵、
K-1で言うところのアリスター・オーフレイムを目指して頑張りたいと思います。

もしこれで勝ったらNewYorkで行われる大会に出場することとなります。
頑張ります!

やっと次期Lightwaveの詳細が発表されましたね。

2009年4月にこのブログでCOREのことについて書いてましたが、
あれから1年半も経ちました。



Lightwave9が発売されたのは2006年のことなので4年も経ってます。
CG業界もこの4年間で色々ありましたね...。

次期Lightwaveでは今までのLightwaveを捨て、
LightwaveCOREという新たなバージョンをリリースすると思いきや、
蓋を開けてみたらLightwave10という名前になっていました。

Animaが制作したものすごいリアルなCGアニメ[Cat Shit One]
戦争ものだけどカメラワークなども凝っていてかなり臨場感のある映像になってます。

ただ僕は全編を通して違和感を覚えた。
なぜかと考えたらフワフワした毛の生えたカワイイキャラクターが銃を振り回たり、
ナイフで殺戮しているギャップからだと思う。

血が飛び散ったりはしないので、そんなに残虐には見えないけど、
小さな子どもが見るとキャラの可愛さと、
リアルな描写のギャップに驚いて泣いてまうかもしれません。



これがCG?
すごい時代になったもんです。

ハリウッド映画でも当然のようにこれくらのCGが使われてるわけなんですが、
映画観てるときはストーリーに集中してるから、
「これCGかぁ」なんて思いながら観てないから気づかないけど、
こうやって音と映像だけで、「これCGです!」って観せられると
そのクオリティの高さを実感する。

空はCGじゃなく、実写だと思うけど、
それにしてもすごい。

YouTubeにはHD画質の映像もアップされてるので、
ぜひそちらでご覧ください。




これは上のCGの簡単なメイキング映像。
レンダリング前の映像からレンダリング後の映像、
カラコレの工程までが短くまとめられてます。



下の動画を見ればわかるのですが、
Lightwaveの動きをAfterEffects(以下AE)に適用できるという超便利なLScriptです。

従来のAEで読み込める3DソフトはMayaのカメラデータのみだったんですが、
これでLightwaveの動きも読み込めるようになります。

ちょっとだけエクスプレッションを打ち込む必要があるみたいですが、
シンプルなものなのでスクリプトの知識がなくても誰でも簡単に適用できると思います。

LightWave to After Effects Workflow from Petter Sundnes on Vimeo.


以下LScriptのダウンロード
http://mentalfish.com/2009/08/lw-2-ae/

マイノリティリポート好きの私としては、
こうゆう映像はいいですねぇ。
こんなインターフェイスやデバイスが使える日もそう遠くはないんだろうなぁ。


ここ最近のLightwaveはアニメやゲーム、
フォトリアルではないCGでしか使われない印象があったけど、
実写とCGもうまく合成されてるいい映像。
LightwaveCoreも出るし、今後のLightwaveに期待。

映像もカッコイイけど、ストーリーも良い!

それにしてもこの街を作る感じ...映画のダークシティに似てるなぁ。

World Builder from Bruce Branit on Vimeo.

正直あんまり理解できてないけど、
noenoeさんが公開していたのを元に
自分で昔作ったキャラのボロットくんを走らせて、
それをcollada形式で書き出してwonderflで読み込ませてます。

UVテクスチャがうまく貼れてなくて、
なぜかワイヤーフレームになっちゃってるけど...。

PaperVisionは難しいっすねぇ。

もっと勉強して、
もっとちゃんとしたものを作れていければって感じっす。

可愛いんだけど、カッコイイGoogle ChomeのPV

ずっと2.5Dな動きなんだけど、
後半3Dになるところはイケてます。

YouTubeに[Google Chrome Shorts]ていうチャンネルがあって、
いろんなクリエイターが作った面白い映像があるのに、
最近アップされたものの再生回数が全部300前後という少なさ...。
もっと多くてもいいと思うんだけどねぇ。



ついにD-StormのサイトでもLightwaveCoreについての情報が掲載されました。

http://www.dstorm.co.jp/products/lwcore/

NewTekの情報を翻訳してくれた人がいたので
そんなに目新しいことはなかったですが、
日本での値段のことについても書かれていました。
気になる点をいくつか。

今年の末に販売開始予定らしい。
D-STORMから来た9.6のアップグレードページに書いてあった一文。

このLightWave v9 9.6 アップグレード日本語版 / 通常版を
購入されたユーザー様は、2009年末頃をリリース予定としております
「LightWave次期バージョン(英語版)」への無償アップグレードの権利を
得ることができます。
だそうです。

英語版は無償らしいけど、
日本語版に変更するには有償とのこと。

それにしても最近アップデートされた9.6でFiberFX(毛髪生成)など
かなりいろんな機能を導入したけど、
それから1年もしないうちに販売が開始されるLightwave10には
どんな機能が入っているのか気になる。

ついにLayoutとModelerが統合されたりしてね...。
まっ、ないと思うけど。


次期Lightwaveは高度な機能とかはとりあえずもういいから、
もっと痒いところに手が届くようにしてほしい。

Lightwaveで作ったCGアニメーションをTARGAの連番ファイルで書き出し、
それをAftereffectsに読み込んで色味やタイミングを調整して、
またTARGAで書き出し。

それをMAC版FLASHに読み込むと
なぜか全体的に色が薄くなってしまい、
書き出した通りに絵にならなかった。

でもこれはMAC版FLASHだけの問題らしく、
WIN版FLASHだと色が変わることなく、
普通に読み込むことができた。

WIN版はFLASHはTARGAを読み込むのに異常に時間がかかるけど、
MAC版は一瞬で読み込みが終わる。
どうやらMAC版は読み込むときに変換してるっぽい。

TARGAじゃなくて、初めからPNGで書き出せばって感じなんだけど、
FLASHCS3はAfterEffectsで書き出したPNGを読み込むと、
ちゃんと読み込めないバグがあるのでそれができない。

同じ会社が作ってるんだから、
そこんとこちゃんとやってほしいねぇ。

それにしてもFlashはまだまだ動画が扱いにくいっす。

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