[09.04.04]Adobe Design Summit 2009に...vol.1

参加してきた。

Adobe Design Summit 2009

自分用にセミナーの内容をメモメモ...。

1.キーノートセッション
【進め!デザイン】
株式会社 資生堂 宣伝制作部 部長
デザイン制作室長
山形 季央 氏

【資生堂について】
・資生堂にはデザイナーが77名いる。
・男女比率は5:5
・ただ20代の男女比は1:3で女性のほうが多い。
 今後はもっと女性の割合が増える。

【位置を知る】
・若いデザイナーは書体は一覧で選んでしまう。
・若い人は自分の使用した書体を答えられない。
・常に働き方を見直し、自分のポジションを知るように意識する。
・細かな変化で消費者に刺激を与え、購買欲をあおる。
・しかしデザイナーは消費者をあおるだけなのか?
 それは違う。過去に広告が商品開発を超えたときがあった。
 商品があっての広告はもちろんだが、広告あっての商品という一面もある。
・ターゲットの将来を見ることが大事(商品:MG5)

【時代をどう見るか?】
・デザイナーは受身ではダメ。
・特に資生堂は制作会社のデザイナーではなく、インハウスのデザイナーなので、
 仕事に対して受身になりがち。
 20代のころはまだいいが、30になっても、
 40になっても仕事に対して受身ではマズイ。

【時代を考える】
・今後はコミュニケーションが増えていく。
・環境は変化して当たり前。
・「デパートで売りたい」と東京オリンピックの時期に
 Make up Tokyoというコピーをオリンピックのロゴに似た書体にしたら、
 社会がそれについてきた。その結果、化粧品専門店にも人が来た。
・70年代それまで英語を使っていたコピーを日本語に戻した。
・メッセージすることが大事。(発信する)
・デザインは人を楽しませ、喜ばせるもの。
・「一瞬も、一生も、美しく」のコピーは世間一般にだけではなく、
 社員にもそのことを知らしめる必要がある。
 そのために企業ロゴを商品やロゴに乗せなかった。
・50代用化粧品。プラスチックで軽く。ユニバーサルデザイン。
 社内ではコピーで「50代」という言葉を
 コピーで使うのはどうかという意見が多かったが、
 実際やってみて世間での反応は好評かだった。
・化粧をする女性のひとりひとりの美しさは違う。
 化粧品のCMはイメージが1つ(化粧品のキャラクター)に固定されすぎる。
・女性を応援(元気)にさせる広告を作る。
 広告と企業の意識(イメージ)が一緒じゃないとダメ。

【街を考える】
・資生堂は薬局から始まった。
・昔は店頭ディスプレイを10日に1回変えていた。
・売り上げを意識せず街行く人たちに呼びかけることが大事。
 それが長年の企業ブランドを構築させることにつながる。
銀座ギャラリーでは展示会を年に何回もやっている。
 人がたくさん来場してくれた。 
・銀座の資生堂ギャラリーには図書館があり、
 美やファッションに関する書籍が見ることができる。
 過去の広告データなども見ることができる。

【世界を考える】
・世界を見れば変わる。
・フランスに進出する際、10年かかると言われたけど、
 5年でデパートの店頭に置かれるようになった。
 
【歴史(伝統)を考える】
・資生堂は常に化粧と女性のことを考えてきたので今の資生堂がある。
・同じ過ちは繰り返さない。
・資生万物→資生堂になった。(文化の遺伝子、ミーム
・蓄積された企業文化。
・資生堂に各フロアには過去の広告などが展示されている。
 原点の見直し。

【役割を作る】
・使命感を持って仕事をする。自分は何が出来るのか?
・インハウスのデザイナーは自主性、柔軟性が大事。
・ブレストをやってもバカなことを考え、発言することも大事。
 インハウスデザイナーは視線が外ではなく、中に向きがち。
 それでは人のココロに浸透させるものは作れない。
・企業に「美」を持ち込む。
・資生堂には自社書体がある。
 資生堂の新人は1年間自社書体を書き続ける。
・開発マインドに働きかけることが大事。

【出会いを作る】
・過去にカフェで出会った人と仕事をし、その関係がずっと続いている。
・顔見知りでもない著名なデザイナーに急に「会いたい!」と電話をし、
 5人のデザイナーと1時間ほど話をした。
 それからは街で見かけると気軽に話しかけられるようになった。

【感想】
デザイナー向けの話から、企業ブランドの話までいろいろためになった。
一番初めの「今の若いデザイナーは書体のことを全然わかってない!」という話は、
かなりグサッっときた。
僕はいつもなんとなくぼんやりと書体をイメージしたあとに、
書体一覧から選らんで、その中から一番合っているものを選らんでいるので...。
書体のことはもっと勉強せなアカンですな。

設立して80年以上も経っている会社は、
やはり企業ブランドに対する考え方がものすごくちゃんとしていると実感した。
「広告(ディスプレイ、ウインドウ)によって街のイメージを作る」
とかただただすごいなぁっと。

やはり自分はまだまだ考え方も何もかもまだまだ未熟だと実感させられた講義でした。

最後に山形さんが手がけられたというCMを...




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このブログ記事について

このページは2009年4月24日 01:14に書かれた記事です。

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