[09.04.04]Adobe Design Summit 2009に...vol.2

vol.1のつづき

2.[Adobeセッション]
今こそ検討の時!CreativeSuite4導入指南
~ハードとソフトは二人三脚?~
アドビ システムズ デザイングループ
フィールドマネージャー 岩本 崇

これに関しては正直書くことがあまりない。
多少書きますが、ちょっとAdobe批判になってしまうかも。

デモ機を最新のintelMacではなく、G5 Dualでおこない、
古いマックでも動くということをアピールしていた。

CS4はあまり評判が良くないので、
買い控えを防ぐためのアピールだとは思うけど、
発売されてから半年以上も経過しているのに、
まだアピールする必要があるということは、
なかなか厳しい状況のようです。

CS4を持っている自分としては、
話半分で聞いていましたが、
新機能のアピールはサイトに上がっているのまんまだし、
ライセンスやアップグレードに関しても大した話は聞けなかった。

セミナーのサイトにも書かれているけど、
CS,CS2の人たちへのアピールが相当強かった気がする。

まぁCS4を使っている僕の意見を言わせてもらえれば、
CS,CS2を使っている人たちは「CS5まで待ったほうが良いですよ!」
と言いたい。

CS4のすべてのソフトを使ってるわけではないけど、
動作は遅いし、安定してないし、その割に大して使える新機能はないし。
特にフォトショなんて動作遅くなって、安定性なくなった上に、
使いにくくなっているという状態だし。

まぁ僕が使っているCS4はSoundBoothとFlashだけなんですけどね。
でもFlashはスクリプトやライブラリをバリバリやる人には、
かなりの評判悪いみたいなんで...。

っと話は戻して...


3.[トークセッション]
「グッドデザインで不況をぶっ飛ばせ!」
第一線で活躍するデザイナー数名と
熱いトークセッションを繰り広げます。

水野 学 氏(アートディレクター)
菊地 敦己 氏(アートディレクター/デザイナー)
植原 亮輔 氏(アートディレクター/デザイナー)
+DESIGNING senior editor 小林 功二 氏(進行)

【感想】
トークセッションだったので、箇条書きをすることはあまりなかった。
水野さんと植原さんは10年来の付き合いということで、
二人の掛け合いが多かった気がするけど、
この二人の会話がかみ合っていなくて、
ちょっとグタグダになってしまった感はあったけど、
面白い話はいろいろ聞けた。

・ADは威張って見えるけど、決してそんなことはない。
・良いデザインと変わったデザインは違う。
・ここ数年デザイナーやアートディレクターが
 かなり注目されてきている傾向にある。
・デザインがカッコイイとかカワイイとかは当たり前。
 デザイナーはそこの以下に付加価値を付けていくのかが大事。
・なぜプレゼンが通るかというと、
 相手がほしがっているものを提案しているから。
・最近は自分のポートフォリオを作るために
 仕事をしている人が多いように思う。
 でもそれは違う。仕事依頼があっての仕事。
 決して自分のポートフォリオ(制作実績)のための仕事ではない。
・広告の依頼が来たときはその商品のことをしっかりと考えないといけない。
 商品の身の丈以上の広告を作ってはいけない。
 広告規模を大きくせず、保つことが大事。
 そうすれば結果は必ずいい方向に来る。
・上場している会社だと会社の意見だけでなく、
 株主も意見も取り入れないといけなくなるので、
 広告イメージがかなりブレてくる。
・デザイナーは決してえらくない。パン屋がパンを売っているように、
 デザイナーはデザインを売っているだけ。

【感想】
みなさん一流のデザイナーなので深い話が多かった。
特に水野さんは大企業の広告を作っている方なので、
難しい立場で仕事をしてるんだと。

植原さんは淡々とそつなく仕事をこなす人だと思った。
話がかみ合ってなくて「?」なことが多かったけど、
デザインに妥協はしない人だということがわかった。

水野さんが
「デザイナーがみんな植原みたいだったら、
デザイン業界はもっと良くなるのに。」
との発言がありましたが、
わかってはいてもなかなか...という感じもしました。

会社によって環境やクライアントも全然違うし、
予算の問題もあるし、人によってスキルも全然違うし。
大きなクライアントの仕事は予算もそれなりにあるだけど、
小さい仕事をしているとなかなかねぇ...。

まぁ水野さんは植原さんの考え方のことを話していたんだとは思うけど...。


デザインがカッコイイのは当たり前という話。
これは今必死でデザインを勉強している人間からすると、
これはやはり日本のトップレベルで働いている人の話だなぁーと。
デザイナーとしてのスタートラインがそもそも違うなぁっと。

特にWEB業界は雑誌や新聞、テレビCMなんかと比べると、
広告に対してまだまだ!というところもあるし。
デザインだけでなく、広告は何たるか!という考え方とか特に。

今一線で活躍しているトップクリエータがWEB媒体に本気になってきたら
今のWEB業界はものすごい変わるんだろうなぁっと思いました。
最近は大手広告代理店が大手WEB専門広告代理店を
子会社化してるところもあるみたいだし。


いろいろ話を聞いていてWEB業界で働いている人間としては、
デザインや広告に対する考え方の基本が違うんだとつくづく思った。

雑誌、テレビCM、OOH、WEB...など、すべての広告を網羅しながらも
企業ブランド、商品のコンセプト、広告の効果...すべてを考えながら、
それにあわせたすばらしいデザインの広告を作る。
すごいとしか言えない。

最後に水野さんが言っていた
「デザイナーは別に偉くない。パン屋がパンを作っているように、
デザイナーはデザインを作っているだけ」

この話は確かにそうだなぁと思った。
なんとなくデザイナーとかってほかの職種よりカッコイイとか、
人よりえらいとか思ってる人が多いような気がするけど、
決してそんなことはないし。

北野武監督が以前、
「俺は映画監督やコメディアンをやっているけど、
今でも農家の人たちが一番偉いと思っている」
と発言してたことがありますけど、そのとおり。

デザイナーとは何たるかというのを考えさせられたセミナーでした。

ぺーぺーのデザイナーが生意気な発言をしてしまいましたが、
以上でAdobe Design Summit 2009の感想は終わります。
この文書を読んで不快な思いをした方がいたらごめんなさい。

このブログ記事について

このページは2009年4月24日 02:15に書かれた記事です。

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